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相次ぐ学生の受賞に大きな喜び [研究]

ここのところ、私の研究室の学生が相次いで学会で表彰されました。

1件目は、大学院2年生のYA君がアジア太平洋マイクロ波会議で、STUDENT PRIZEを受賞したというものです。マイクロ波学会では、毎年、アメリカ、ヨーロッパ、アジア太平洋で3つの大きな学術会議が開催されていますが、今回はそのうちのひとつの学会でした。総投稿件数が世界中から800件弱、採録数が500件弱あるなかから、一般の部で5件、学生の部で5件ほど優秀賞が選ばれました。
国際学会での表彰ですから、うちの大学としては画期的なことだと思います。実際、私自身もこのような賞をこれまで取ったことはありません。
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2件目は、学部3年生のYO君がIEEE MTT-S KC主催の若手技術交流会のポスター発表でベストポスター賞を受賞したというものです。こちらのほうはIEEEという国際学会とは言えローカルな行事ではありますが、それでも参加者のうち3分の2が大学院生という状況で、学部生、しかも3年生が受賞したというのは称賛に値することだと思います。
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YEM2012_2.jpg

この2件の受賞を通じて強く感じたことは、頑張ってやっていれば誰にでもチャンスはやってくるものだということです。学生の能力は、磨かなければただの石ころですが、磨けば綺麗な宝石になるということを改めて気付かされた気がします。
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無線電力伝送の国際学会を主催して [研究]

無線電力伝送技術に関する国際学会を主催しました。この学会は、世界最大のエレクトロニクス関係の学会IEEEの中のマイクロ波分野の部会と、その関西支部、私の所属する大学が共催で行ったもので、私は技術プログラム委員長として会議の技術的な事務をやらせて頂きました。ヨーロッパ、アジア、アメリカなど世界6か国から約150名に参加して頂き、大盛況のうちに無事終了致しました。IWPT2012ポスター風景.jpg
最近、無線電力伝送は世界的にも非常に注目を浴びています。情報通信に関しては、ここ30年ほどの携帯電話の急速な普及によって、無線を使って移動しながら利用することができるようになり、世界中の人々の生活スタイルを大きく変えるインパクトがありました。しかし、電源・エネルギーに関しては、電源コードをコンセントに差し込まないといけない、或いは、バッテリーを搭載した携帯端末ではバッテリーの残量を気にしながら使用したり、バッテリーの交換・充電という課題が依然として残っていました。無線電力伝送技術はその課題を解決するものであり、携帯電話の充電を気にせず使えるようになったり、電気自動車も充電せずに日本列島の端から端まで走行できるようになります。すなわち、本当の意味での無線、移動が実現できるわけです。
IWPT2012学生発表.jpg私の研究室からは4件の発表を行いましたが、その内の2件は社会人ドクターの学生が発表しました。発表はもちろん英語です。自分の研究成果を評価してもらうためには世界に向けて英語で発表することが必須です。いろいろな人から質問・コメントをもらえて大変参考になったと思います。
技術は急速に進歩していますので、数年後には皆様のまわりに出現し、たぶん携帯電話と同じようにあっと言う間に世界中に普及していくことと思います。大学の研究が、社会の進歩のために役立つことを願っています。
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受託研究企業との打ち合わせ [研究]

大学の研究では、企業から受託を受けて研究を行うことがあります。今日は、受託研究を引き受けている某大手電機メーカーとの定例の打ち合わせでした。
研究テーマは、携帯電話基地局で用いるマイクロ波デバイスに関するもの。

最近は、スマホの普及によりデータ通信量が急増し、早急に基地局数を増やさないと通信回線がダウンする危険性が叫ばれています。技術は日進月歩で、最先端を維持する努力は大変なもの。

その研究に、私の研究室の学生を当ててやらせています。今日の打ち合わせは、その学生にこの1か月の進捗を報告させました。学生は、難しい技術開発に四苦八苦しながらも非常に頑張っています。企業との研究は大変だけど、やりがいも大きい。

君の開発したマイクロ波デバイスが携帯電話基地局で実際に使われる日も近い?!
友達がスマホを使っているときに自慢できるぞ。頑張れ!

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